10月後半になり、急激に寒くなってきましたね。
寒い日は温泉に限ります。というわけで、いい感じに土曜日が晴れてくれたのでちょっと走りに行くことに。
ここのところバンディットばかり乗っていたので、久しぶりにナナハンを出します。出る前にチェーンの点検。
このくらいの気温になってくると旧式の油冷にはとても具合が良いのです。
R257で恵那方面へ。
途中でオドメーターが48,000kmになりました。
さすがにメイン運用から外れたのでメーターの回りは遅くなりましたが、それでも状態維持でちまちま増えてます。
もうすぐ5万kmの大台。さすがに全体的にくたびれてきましたがまだまだエンジンは元気そのものです。
あ、でも最近はよくギアが抜けるようになってきました。色々減ってるんでしょうね・・・。
道中、岩村にある昔ながらの街並みに立ち寄りました。
岩村城の城下町の雰囲気をそのままに残す町並み。いつも通り過ぎてばかりだったので、たまにはゆっくりと。
商家が多く立ち並んでいるのが城下町ならではの風景か。当時はさぞ賑やかだったんだろうな。
妻籠や馬籠など、世界的にも有名な宿場町が近くにあるので少し影が薄いですが、なかなか悪くなかったです。
ガソリンを入れてR363で中津川へ
前もここで写真撮ったな。
実は下呂温泉に行くか、飯田方面に流れるか決めあぐねてたんですが、飯田に流れることにしました。
中津川まで出て、そこからは旧中山道を辿りつつ恵那山を超え、飯田市街地を目指します。
(→要するに何にも考えずにここまで来て、100km近く迷走した挙句とても遠回りをしているということです)
肉まんが美味しく感じられるようになったらそれは秋のはじまり。
冬は基本的に寒いし道が凍るから嫌いなんですが、反面、暖かいものが美味しくなるところは好き。
温泉も然り。あまり暑い時期には進んで入りたいとは思いませんが、この時期は何よりも身体が欲してしまいます。
・・・
岐阜県道7号線・・・旧中山道を使って馬籠宿・妻籠宿と進み、R256から県道8号線へとスイッチ。
この道は以前、Dodoriさんが走っているレポートをブログに載せていて、それ以来気になっていた道です。
静寂に包まれる苔むした古い道。やはり古いオートバイには古い道が似合う。
元を辿れば伊那谷と妻籠を繋ぐために飯田藩が開拓した道らしいですが、当時はよくこんな山道を歩いたもんだ。
今はR256が整備されているので、こちらを通る交通は皆無。聞こえるのはハラハラと落ち葉が舞う音だけ。
大平峠。
街道の石碑と共に馬頭観音碑があるのがいかにも旧街道といった感じ。
そしてとても不思議なカタチをした隧道。昔はもっと山が盛られていたのか?それともロックシェッド的な意味?
・・・
飽きるほどのつづら折りを抜けて松川ダム。
南アルプスがちょこんと顔を出しておられる、もう冠雪しとるんやねぇ。
松川ダムは重厚な造りの重力式コンクリートダム。天竜川水系である松川の治水を担っています。竣工は1974年。
なんだか久しぶりにダム来た気がするなぁ。ダムカ貰うのはこんな時期だからやめておきました。
ぽつーん
緊急事態宣言が終わろうと結局これだからな。自粛って何なんだろう・・・。
・・・
さて、忘れかけていましたが今日のメインは温泉です。
有名な温泉どころに行っても面白くないので、ここはちょっと捻ってニッチなところを攻めてみました。
シブい佇まいがイカしてる「砂払温泉」です。基本的に宿泊施設ではありますが日帰り入浴もできます。
入湯料は大人600円。泉質は無味無臭のアルカリ性単純泉。源泉は飯田城温泉から引っ張ってるらしいけどね。
設備自体は小さいものの、サウナにジャグジー、寝湯に変わり湯に露天風呂までちゃんとあって洗い場も広い。
値段の割にはバリエーションも豊かで、お湯の温度もそれほど高くないので長く楽しめそう。コスパは抜群ですね。
風呂から上がった瞬間にものすごい空腹に襲われたので、何か食べようと思ったら食堂がやってなかった。
しょうがないのでこの後にコンビニで軽く腹に入れました。風呂上りに五平餅食いたかったな・・・。
・・・
中央道を飯田ICから飯田山本ICまでひと区間だけ使い、そのまま三遠南信(無料)の喬木富田ICまで走ります。
ICからは長野県道83号線。これは事前に見つけておいた道で、動線がいかにも自分好みな感じだったので・・・。
交通量が少なく、山間集落同士を繋いでいくワインディングロード。こういう道は大好物です。
途中の集落もただ通り過ぎるだけですが、走りながらその土地の生活に思いを馳せたりするととても楽しい。
個人商店やライフラインがギュッと詰まっている感じも見ていて面白いですね。なんというか、箱庭感?
途中、「よこね田んぼ」に立ち寄る。
なかなかステキな感じの棚田です。ちょっと星峠の棚田とも雰囲気が似ているかな。
惜しむらくは刈取りが全て終わった時に来てしまったこと。今度は水を張った時期に寄ることにしましょう。
飯田に出る途中の道なので割と今後のルートにも組みやすそうです。三遠南信までストレートだしね。
県83からは県1号線。
毎回R151で帰るのは味気ないから県1号を選んだんですが、控えめに言っても修行だからおすすめは出来ない。
ループしてるんじゃないかと思うくらい変わらない景色に、いつまでも近づかない佐久間までの距離・・・。
永遠に終わらないパイロンスラロームのような道。楽しそう?だったら走ってみなさいって。うんざりするから。
いつも県1号を走り抜けたあとは「なんでおとなしく151で帰らなかったんだろう」と思います(素)
これは余談なんですが、佐久間ダム前の最後のトンネル「うなぎだるトンネル」
ふざけた名前なんですが、このトンネルは何度通っても慣れないです。走ってて底知れぬ恐怖感があるんですよね。
薄暗いなかなので余計に雰囲気が出ちゃってるんですが、とにかく不気味なんですよね・・・。
心霊現象や祟りは信じないのですが(その類に恨まれる筋合いが無いので)なんだろう、本能的な恐ろしさがある。
「うなぎだる」の名の通り、ぐねりぐねりと曲がっているので入ってしまうと入り口も出口も見えません。
これが閉塞感を感じてとても怖いです。吹き付けの壁とナトリウムランプのオレンジが息苦しい。
いつもドキドキしながら通っています。万一にも崩れたりすることはないと思うんですけどね・・・それでも怖い。
皆さんにも苦手なトンネル、道路ってあったりしますか? ニッチな苦手情報お待ちしています(笑)
・・・
佐久間からは淡々とR152を進み帰宅。ナナハンで久しぶりの300km越え。疲れた・・・。
もう疲れて手が震えています(笑) ざっくり350kmってところでしょうか。
このオートバイが楽しめるのは250kmまでですね。そこから先はエンジョイよりも疲労感が勝ちます。
まぁでも、久しぶりにしっかり乗れて良かったです。
調子維持のための数十kmだけじゃもったいないですからね。時にはしっかり熱を入れてあげないといけません。
8年目の相棒、出番は減ったけれど一度身体が馴染んでくるとこれ以上ない程のしっくり感です。
~おしまい~
寒い日は温泉に限ります。というわけで、いい感じに土曜日が晴れてくれたのでちょっと走りに行くことに。
ここのところバンディットばかり乗っていたので、久しぶりにナナハンを出します。出る前にチェーンの点検。
このくらいの気温になってくると旧式の油冷にはとても具合が良いのです。
R257で恵那方面へ。
途中でオドメーターが48,000kmになりました。
さすがにメイン運用から外れたのでメーターの回りは遅くなりましたが、それでも状態維持でちまちま増えてます。
もうすぐ5万kmの大台。さすがに全体的にくたびれてきましたがまだまだエンジンは元気そのものです。
あ、でも最近はよくギアが抜けるようになってきました。色々減ってるんでしょうね・・・。
道中、岩村にある昔ながらの街並みに立ち寄りました。
岩村城の城下町の雰囲気をそのままに残す町並み。いつも通り過ぎてばかりだったので、たまにはゆっくりと。
商家が多く立ち並んでいるのが城下町ならではの風景か。当時はさぞ賑やかだったんだろうな。
妻籠や馬籠など、世界的にも有名な宿場町が近くにあるので少し影が薄いですが、なかなか悪くなかったです。
ガソリンを入れてR363で中津川へ
前もここで写真撮ったな。
実は下呂温泉に行くか、飯田方面に流れるか決めあぐねてたんですが、飯田に流れることにしました。
中津川まで出て、そこからは旧中山道を辿りつつ恵那山を超え、飯田市街地を目指します。
(→要するに何にも考えずにここまで来て、100km近く迷走した挙句とても遠回りをしているということです)
肉まんが美味しく感じられるようになったらそれは秋のはじまり。
冬は基本的に寒いし道が凍るから嫌いなんですが、反面、暖かいものが美味しくなるところは好き。
温泉も然り。あまり暑い時期には進んで入りたいとは思いませんが、この時期は何よりも身体が欲してしまいます。
・・・
岐阜県道7号線・・・旧中山道を使って馬籠宿・妻籠宿と進み、R256から県道8号線へとスイッチ。
この道は以前、Dodoriさんが走っているレポートをブログに載せていて、それ以来気になっていた道です。
静寂に包まれる苔むした古い道。やはり古いオートバイには古い道が似合う。
元を辿れば伊那谷と妻籠を繋ぐために飯田藩が開拓した道らしいですが、当時はよくこんな山道を歩いたもんだ。
今はR256が整備されているので、こちらを通る交通は皆無。聞こえるのはハラハラと落ち葉が舞う音だけ。
大平峠。
街道の石碑と共に馬頭観音碑があるのがいかにも旧街道といった感じ。
そしてとても不思議なカタチをした隧道。昔はもっと山が盛られていたのか?それともロックシェッド的な意味?
・・・
飽きるほどのつづら折りを抜けて松川ダム。
南アルプスがちょこんと顔を出しておられる、もう冠雪しとるんやねぇ。
松川ダムは重厚な造りの重力式コンクリートダム。天竜川水系である松川の治水を担っています。竣工は1974年。
なんだか久しぶりにダム来た気がするなぁ。ダムカ貰うのはこんな時期だからやめておきました。
ぽつーん
緊急事態宣言が終わろうと結局これだからな。自粛って何なんだろう・・・。
・・・
さて、忘れかけていましたが今日のメインは温泉です。
有名な温泉どころに行っても面白くないので、ここはちょっと捻ってニッチなところを攻めてみました。
シブい佇まいがイカしてる「砂払温泉」です。基本的に宿泊施設ではありますが日帰り入浴もできます。
入湯料は大人600円。泉質は無味無臭のアルカリ性単純泉。源泉は飯田城温泉から引っ張ってるらしいけどね。
設備自体は小さいものの、サウナにジャグジー、寝湯に変わり湯に露天風呂までちゃんとあって洗い場も広い。
値段の割にはバリエーションも豊かで、お湯の温度もそれほど高くないので長く楽しめそう。コスパは抜群ですね。
風呂から上がった瞬間にものすごい空腹に襲われたので、何か食べようと思ったら食堂がやってなかった。
しょうがないのでこの後にコンビニで軽く腹に入れました。風呂上りに五平餅食いたかったな・・・。
・・・
中央道を飯田ICから飯田山本ICまでひと区間だけ使い、そのまま三遠南信(無料)の喬木富田ICまで走ります。
ICからは長野県道83号線。これは事前に見つけておいた道で、動線がいかにも自分好みな感じだったので・・・。
交通量が少なく、山間集落同士を繋いでいくワインディングロード。こういう道は大好物です。
途中の集落もただ通り過ぎるだけですが、走りながらその土地の生活に思いを馳せたりするととても楽しい。
個人商店やライフラインがギュッと詰まっている感じも見ていて面白いですね。なんというか、箱庭感?
途中、「よこね田んぼ」に立ち寄る。
なかなかステキな感じの棚田です。ちょっと星峠の棚田とも雰囲気が似ているかな。
惜しむらくは刈取りが全て終わった時に来てしまったこと。今度は水を張った時期に寄ることにしましょう。
飯田に出る途中の道なので割と今後のルートにも組みやすそうです。三遠南信までストレートだしね。
県83からは県1号線。
毎回R151で帰るのは味気ないから県1号を選んだんですが、控えめに言っても修行だからおすすめは出来ない。
ループしてるんじゃないかと思うくらい変わらない景色に、いつまでも近づかない佐久間までの距離・・・。
永遠に終わらないパイロンスラロームのような道。楽しそう?だったら走ってみなさいって。うんざりするから。
いつも県1号を走り抜けたあとは「なんでおとなしく151で帰らなかったんだろう」と思います(素)
これは余談なんですが、佐久間ダム前の最後のトンネル「うなぎだるトンネル」
ふざけた名前なんですが、このトンネルは何度通っても慣れないです。走ってて底知れぬ恐怖感があるんですよね。
薄暗いなかなので余計に雰囲気が出ちゃってるんですが、とにかく不気味なんですよね・・・。
心霊現象や祟りは信じないのですが(その類に恨まれる筋合いが無いので)なんだろう、本能的な恐ろしさがある。
「うなぎだる」の名の通り、ぐねりぐねりと曲がっているので入ってしまうと入り口も出口も見えません。
これが閉塞感を感じてとても怖いです。吹き付けの壁とナトリウムランプのオレンジが息苦しい。
いつもドキドキしながら通っています。万一にも崩れたりすることはないと思うんですけどね・・・それでも怖い。
皆さんにも苦手なトンネル、道路ってあったりしますか? ニッチな苦手情報お待ちしています(笑)
・・・
佐久間からは淡々とR152を進み帰宅。ナナハンで久しぶりの300km越え。疲れた・・・。
もう疲れて手が震えています(笑) ざっくり350kmってところでしょうか。
このオートバイが楽しめるのは250kmまでですね。そこから先はエンジョイよりも疲労感が勝ちます。
まぁでも、久しぶりにしっかり乗れて良かったです。
調子維持のための数十kmだけじゃもったいないですからね。時にはしっかり熱を入れてあげないといけません。
8年目の相棒、出番は減ったけれど一度身体が馴染んでくるとこれ以上ない程のしっくり感です。
~おしまい~
コメント
コメント一覧 (6)
SSTR走破お疲れ様でした^^
県道8号線走られたんですね。
オートバイで走って気持ちのいいワインディングではないですが、雰囲気のある旧道ですよね。
私はサルに遭遇しました(笑)
岩村は好きで、私はよく立ち寄ります。城跡の石垣は見ごたえありますよ。
秋を通り過ぎて、一気に冬になってしまいそうな気温の変化ですが、
峠が凍結する前に走りたいと思っています。
最近すっかり暖かいものが恋しく思う気候になりました。
やはりこの時期温泉は最上のコンテンツ、私もひさびさに浸かりたくなってきました。
しかし入湯後の休憩所や食事処などが前の様に使えなかったりするので困りものですね。
県道1号は何年も走ってないですが、落石やタイトなカーブ、どうにも怖い雰囲気のトンネル群が集中力をゴリゴリ削る修行場みたいなイメージだったりします。
寒さが本格化する前に一度ツーリングに出たいですが、手元にバイクが無いのはもどかしいものです。
こんばんは。すっかり涼しくなってきましたね。
SSTRも無事に完走し、ある意味ようやくひと段落といったところでしょうか。
今回はDodoriさんのブログをとても参考にさせていただきました。
県8は聞きしに勝る寂れっぷりで、登りはともかく延々と続く下りのワインディングは流石に疲れました(笑)
しかしながら、昔ながらの街道の面影を残す非常に味わい深い路線でしたね。
時々木々の向こうから見えるアルプスもいい清涼剤となりました。また、何か機会があれば走りたいと思います。
岩村に立ち寄るのは初めてだったのですが、なかなかにぎわっていて面白かったです。
明智鉄道沿いとしては、岩村から2~3駅ほど先にある「花白温泉」に一度行ってみたいとずっと思っているんですが、現在は設備工事中で営業していないようで少し残念でした。
この周辺はまだまだ掘れそうなので、ちょくちょく攻めていきたいところですね。
寒くなると浜松から出られなくなってしまいますからね。
「孤」を意識しつつ、走れるうちに自分もどんどん距離を伸ばしていこうと思います。
こんばんは。すっかり冬の様相ですね。秋は一体どこへ行ったのやら。
毎年温泉の記事を書き始めると季節の変わり目を感じます。そろそろツーリングに絶対温泉を組みこんでいくスタンスに変化してきそうです(笑)
入浴施設の営業については仰っているとおりで、今回は食堂がダメでしたが場所によっては「ごろ寝」スペースすら立ち入り禁止になっているところがありますね。
風呂上りにジュースを飲みながらゆっくりするのが好きなんですが・・・。なかなか一気に通常通りにはなりませんね。
県道1号線は前回アドレスで走った時以来今年2度目。
しかしあの時と違い今回は前傾姿勢で重量もあるR750が相棒・・・。今だから言えることですがこれは明らかなミスコースでした(汗)
控えめに言って修行、隠さず言えば地獄。ある意味、運転は上手くなるかもしれませんが、もう今年は走りたくないです・・・。
気持ちのいい季節になりつつありますが、納車待ちとはなかなかいじらしいですね。
自分も、早く新しい相棒の姿を拝んでみたいものです。
こんばんは。
久しぶりにGR71を出しましたが、やはり長距離運用だと先に身体の方にダメージが蓄積されてしまいます。
よくぞこんなマシンで色々な所に行ったもんだと思うばかりですが、あの頃は若かった!?のでしょうか(笑)
またしばらくは状態維持のために近場をグルグルすることになりそうですが、まぁ数カ月に一回くらいはこういうのもいいですね。
さてボアアップ、の前にコンプレッサーの整備とのことで・・・。
やっぱし家庭用に使うにしても容量は大きい方が良いですね。ウチのコンプレッサーは昔先輩にヘルメット(お古)と交換してもらった中華製の激安品なので、エアブローしているとすぐに圧が・・・。
自分も新くて、もうちょっとの性能の良いものが欲しいものですが・・・優先順位的に低いので買い替えはまだ先になりそうです。
自宅でも工場並のエアーが使えればいいんですけどねぇ。
仕事しながら、「ここで整備出来たら楽なんだろうなぁ~」といつも思っています。