本編入る前にちょっと注意喚起です。
・スズキ旧車の部品廃盤ラッシュ
噂には聞いていたのですが、いざ自分が食らってみると結構ダメージがデカいもので・・・。
新しいオートバイのPLが届いたので色々調べていたのですが、ふと気になってガンマの部品も調べてみたんです。
ウソだろ・・・
フロントフォーク周りのシール類は基本的に廃盤になりにくい部品なのですが、ご覧の通りほぼ全滅。
劣化によってひび割れるダストシールに、絶対錆びるストッパーリング、そしてスライドメタルすら廃盤・・・?
これ見たとき、ホントに頭が一瞬真っ白になりました。えっ・・・オーバーホールできないじゃん・・・。
唯一、純正のオイルシールは注文可能だったので急いでオーダーを入れて確保しておきます。
ついでにブレーキ周りのピストンシールも慌ててオーダー。予定外ですが廃盤になってしまったらお終いです。
ちなみにこれは前から知っていたんですけど、エアクリーナーのエレメントとかももう出ないんですよね・・・。
キャブOH用の原液クリーナーも同時に買ったので結構な出費となってしまいましたが・・・仕方ないですね。
ナナハン(GR71G)の方もインシュレーターなどは4番以外廃盤でホント前途多難な未来が待ち受けています。
ここ最近で一気にスズキ旧車の部品供給がかなり厳しくなっていると痛感しています。
心当たりのある方は、一度パーツリストで在庫の照らし合わせを!廃盤になってからでは、もう遅いですよー!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・
というわけで本編です。ナナハンもそろそろ車検の時期が近づいてきました。
そうなってくると気になるのが消耗品の摩耗具合です。早目に対応していかないと後々焦ることになります。
そろそろ、といっても来年の2月なんですが、貧乏ゆえに前々から計画的に予算立てとかないと破綻するんですよ・・・。
で、今回発見したのがフロントブレーキパッドの摩耗です。
キャリパーのカバーを外して残量を見てみると、大体1~2mmくらいでしょうか?まだ使えますが危険領域。
交換したのが前の車検時だったので、ざっくり2年で使い切るくらいのペースって覚えておけば良さそうですね。
特に自分はフロントブレーキに依存するクセがあるので、より摩耗が顕著なのかも。リアは全然減りません。
リアはデイトナの一番安いパッド。4年使ってもこんなに余ってます(笑)
・・・
そんなわけで、フロントのブレーキパッドをナップスのポイント5倍デーに合わせて買ってきました。
今回もいつも通りプロジェクトμの「エコスポーツパッドREVO」です。通算3セット目のリピートになります。
ナップスのPB品みたいなものなので価格も安く、何と言ってもGR71用の設定がある(これ一番大事)
ガッツリと食うタイプではないのでレバーでのコントロール性が高く、ローターにも優しそうなので好みです。
熱が入ってくれればそれなりに効いてもくれますし、ずっと使い続けているっていう安心感もありますね。
で、今回はパッドの交換と、簡単にですが洗浄とピストンの揉み出しをやっていこうと思います。
こういう時じゃないとわざわざキャリパーを外してメンテナンスもしませんしね。気合入れてやっていきましょ。
まずは右キャリパーから外していきます。やっぱダストが固まって汚いですね。
対向ピストンなのですが、微妙に摩耗が異なっているのが気になるところ。どれもこんなもんなんでしょうかね?
(シール自体は前回車検でフルOHしたのですべて同じ条件のはず。弾力もまだまだあると思うんだけどな)
パッドピンを外してブレーキパッドを取り外し、とりあえずマジックリンと使い古しの歯ブラシで洗浄。
しかしこのダストっちゅーもんは、ただ付着するだけでなくブレーキの熱で焼き付いちゃうのでなかなか落ちません。
とりあえずざっくり洗いましたが、見た目の程度はそんなに良くはなりませんね。
(今思えば、クルマ用のホイールクリーナーとか使って落とせばよかったかも・・・塗装が溶けたらヤだけど)
ピストンもダストや錆などをなるたけ落としておきます。
状態は悪くない感じです。前回はピストン交換したんだっけか?してないかな?
錆・・・というか、固まってしまってなかなか落ちない汚れはボンスターを使ってこすり落としてみました。
前回バリオスのブレーキOHの時に買っておいたMR20を使って簡単な揉み出し。
シュッと吹いてピストンを戻し→レバー使ってちょっと出しを繰り返します。
この時マスターシリンダーの蓋は外しておきましょう。戻るピストンも戻らなくなります(→経験済み)
あと、ピストンを戻すと結構の量がリザーバーに戻るんで、フルードがこぼれないように注意(→経験済み)
フルードがこぼれたりしたときは焦らず水をぶっかけて中和しましょうね。すぐには反応しないので大丈夫です。
ピストンピンをちょっと磨いて、新しいパッドを組み込みます。
管理人はパッドの加工とかはしない派なのでそのまま組み込み。ピンにはシリコングリスを少し塗布しました。
左側も同じようにやっていきます。
うーん、何故か分からんけど左側キャリパーの方がパッドの摩耗が激しい・・・。こっちは限度超えちゃってます。
右側はエアーでも噛んでたのかな。ちょっと原因は分かりませんが、なんだか気持ち悪いですね。
作業自体は同じような感じなので割愛します。
最後にキャリパーボルトを締めて完成(ちなみにこの写真は作業前なのでキャリパーが汚い)
このボルト、締め付けトルクをSMで確認したら「150~250kg・cm」という結構頼りない締結。大丈夫か?
一応200kg・cmで締めておきましたが・・・。いくらか走ったらまたトルクの確認しておいた方が良いかも。
ついでにしばらく荷物を背負うことはないと思うのでシングルシートカウル仕様に変更。
車検の時は戻しますが、今後はこのフォルムがデフォルトになりそうな感じですね。
やっぱりこっちのスタイルの方がレーサーレプリカ然としていてカッコいいと思います。箱カウルはいいぞ!
試走はホームコースを抜けて三河三石まで。
なんか今日はやたらオートバイが多かった。なんかイベントでもやってんのかと思っちゃいました。
新しいパッドのフィーリングは、まぁ銘柄変えてないので変化は特にありませんね。いつも通り良い効きです。
最近はブレーキでキッカケをしっかり作って、リリースと同時にバンクする・・・を意識して乗っているのですが
初期の食いが良い意味で甘いので、姿勢のコントロールがとてもし易いのです。
・・・
これでまた楽しく乗れるようになりました。
実はタイヤも結構ヤバヤバなんですが、これは車検の時に同時交換してもらおうかな。
2年でフロント2本、リア1本くらいのペースで無くなりますね。今年はあまり走れてないからまだマシな方ですが・・・。
タイヤも、ロング運用から外れるのでちょっとスポーツ志向なものにしたいんですがサイズが無いんだよねぇ。。
H型のリムを入れれば150までは入るんですが、みんな知っているので部品が奪い合いになっちゃってるんですよね(汗)
・スズキ旧車の部品廃盤ラッシュ
噂には聞いていたのですが、いざ自分が食らってみると結構ダメージがデカいもので・・・。
新しいオートバイのPLが届いたので色々調べていたのですが、ふと気になってガンマの部品も調べてみたんです。
ウソだろ・・・
フロントフォーク周りのシール類は基本的に廃盤になりにくい部品なのですが、ご覧の通りほぼ全滅。
劣化によってひび割れるダストシールに、絶対錆びるストッパーリング、そしてスライドメタルすら廃盤・・・?
これ見たとき、ホントに頭が一瞬真っ白になりました。えっ・・・オーバーホールできないじゃん・・・。
唯一、純正のオイルシールは注文可能だったので急いでオーダーを入れて確保しておきます。
ついでにブレーキ周りのピストンシールも慌ててオーダー。予定外ですが廃盤になってしまったらお終いです。
ちなみにこれは前から知っていたんですけど、エアクリーナーのエレメントとかももう出ないんですよね・・・。
キャブOH用の原液クリーナーも同時に買ったので結構な出費となってしまいましたが・・・仕方ないですね。
ナナハン(GR71G)の方もインシュレーターなどは4番以外廃盤でホント前途多難な未来が待ち受けています。
ここ最近で一気にスズキ旧車の部品供給がかなり厳しくなっていると痛感しています。
心当たりのある方は、一度パーツリストで在庫の照らし合わせを!廃盤になってからでは、もう遅いですよー!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・
というわけで本編です。ナナハンもそろそろ車検の時期が近づいてきました。
そうなってくると気になるのが消耗品の摩耗具合です。早目に対応していかないと後々焦ることになります。
そろそろ、といっても来年の2月なんですが、貧乏ゆえに前々から計画的に予算立てとかないと破綻するんですよ・・・。
で、今回発見したのがフロントブレーキパッドの摩耗です。
キャリパーのカバーを外して残量を見てみると、大体1~2mmくらいでしょうか?まだ使えますが危険領域。
交換したのが前の車検時だったので、ざっくり2年で使い切るくらいのペースって覚えておけば良さそうですね。
特に自分はフロントブレーキに依存するクセがあるので、より摩耗が顕著なのかも。リアは全然減りません。
リアはデイトナの一番安いパッド。4年使ってもこんなに余ってます(笑)
・・・
そんなわけで、フロントのブレーキパッドをナップスのポイント5倍デーに合わせて買ってきました。
今回もいつも通りプロジェクトμの「エコスポーツパッドREVO」です。通算3セット目のリピートになります。
ナップスのPB品みたいなものなので価格も安く、何と言ってもGR71用の設定がある(これ一番大事)
ガッツリと食うタイプではないのでレバーでのコントロール性が高く、ローターにも優しそうなので好みです。
熱が入ってくれればそれなりに効いてもくれますし、ずっと使い続けているっていう安心感もありますね。
で、今回はパッドの交換と、簡単にですが洗浄とピストンの揉み出しをやっていこうと思います。
こういう時じゃないとわざわざキャリパーを外してメンテナンスもしませんしね。気合入れてやっていきましょ。
まずは右キャリパーから外していきます。やっぱダストが固まって汚いですね。
対向ピストンなのですが、微妙に摩耗が異なっているのが気になるところ。どれもこんなもんなんでしょうかね?
(シール自体は前回車検でフルOHしたのですべて同じ条件のはず。弾力もまだまだあると思うんだけどな)
パッドピンを外してブレーキパッドを取り外し、とりあえずマジックリンと使い古しの歯ブラシで洗浄。
しかしこのダストっちゅーもんは、ただ付着するだけでなくブレーキの熱で焼き付いちゃうのでなかなか落ちません。
とりあえずざっくり洗いましたが、見た目の程度はそんなに良くはなりませんね。
(今思えば、クルマ用のホイールクリーナーとか使って落とせばよかったかも・・・塗装が溶けたらヤだけど)
ピストンもダストや錆などをなるたけ落としておきます。
状態は悪くない感じです。前回はピストン交換したんだっけか?してないかな?
錆・・・というか、固まってしまってなかなか落ちない汚れはボンスターを使ってこすり落としてみました。
前回バリオスのブレーキOHの時に買っておいたMR20を使って簡単な揉み出し。
シュッと吹いてピストンを戻し→レバー使ってちょっと出しを繰り返します。
この時マスターシリンダーの蓋は外しておきましょう。戻るピストンも戻らなくなります(→経験済み)
あと、ピストンを戻すと結構の量がリザーバーに戻るんで、フルードがこぼれないように注意(→経験済み)
フルードがこぼれたりしたときは焦らず水をぶっかけて中和しましょうね。すぐには反応しないので大丈夫です。
ピストンピンをちょっと磨いて、新しいパッドを組み込みます。
管理人はパッドの加工とかはしない派なのでそのまま組み込み。ピンにはシリコングリスを少し塗布しました。
左側も同じようにやっていきます。
うーん、何故か分からんけど左側キャリパーの方がパッドの摩耗が激しい・・・。こっちは限度超えちゃってます。
右側はエアーでも噛んでたのかな。ちょっと原因は分かりませんが、なんだか気持ち悪いですね。
作業自体は同じような感じなので割愛します。
最後にキャリパーボルトを締めて完成(ちなみにこの写真は作業前なのでキャリパーが汚い)
このボルト、締め付けトルクをSMで確認したら「150~250kg・cm」という結構頼りない締結。大丈夫か?
一応200kg・cmで締めておきましたが・・・。いくらか走ったらまたトルクの確認しておいた方が良いかも。
ついでにしばらく荷物を背負うことはないと思うのでシングルシートカウル仕様に変更。
車検の時は戻しますが、今後はこのフォルムがデフォルトになりそうな感じですね。
やっぱりこっちのスタイルの方がレーサーレプリカ然としていてカッコいいと思います。箱カウルはいいぞ!
試走はホームコースを抜けて三河三石まで。
なんか今日はやたらオートバイが多かった。なんかイベントでもやってんのかと思っちゃいました。
新しいパッドのフィーリングは、まぁ銘柄変えてないので変化は特にありませんね。いつも通り良い効きです。
最近はブレーキでキッカケをしっかり作って、リリースと同時にバンクする・・・を意識して乗っているのですが
初期の食いが良い意味で甘いので、姿勢のコントロールがとてもし易いのです。
・・・
これでまた楽しく乗れるようになりました。
実はタイヤも結構ヤバヤバなんですが、これは車検の時に同時交換してもらおうかな。
2年でフロント2本、リア1本くらいのペースで無くなりますね。今年はあまり走れてないからまだマシな方ですが・・・。
タイヤも、ロング運用から外れるのでちょっとスポーツ志向なものにしたいんですがサイズが無いんだよねぇ。。
H型のリムを入れれば150までは入るんですが、みんな知っているので部品が奪い合いになっちゃってるんですよね(汗)
コメント
コメント一覧 (6)
こんばんは
前記事と同時にコメントを返しているのでなんだか不思議な気分です(笑)
ここのところはツーリング記録であったり、謎の増車報告であったりとイレギュラーが続いたので、なんだか久しぶりな作業記録です。
ブレーキパッドの対応車種を見ていると意外な発見があるものですね。GSX-Rとイントルーダーではかなり毛色が異なるマッシーンかと思いますが、共通とは。
まぁ、お店で色々探すのも面倒なのでいっそ全部共通化してしまえばいいのに・・・とはいつも思いますが・・・(汗)
ブレーキパッドは昔別車種でデイトナ製を使ったっきり、あとは殆どプロジェクトμばかり使っています。いろいろ好みはあると思いますが、個人的には「安くてそこそこ効けばOK」というスタンスです。
っていうか、イントルーダーにGSFキャリパーの流用ってできるもんなんですね。通好みのイジリ方って感じでシブいです。
DECAピストンは一時期のスズキ車でこぞって使われてましたね~。750を始め、250のGSX-Rにも付いてたと記憶してますが、さすがにオーバースペックすぎるのでは・・・。
確かに最初にパッドを交換した時はTOKICO刻印のパッドが入ってましたので、もしやと思っていましたがやっぱりTOKICO製なんですね。
しかしNISSINもTOKICOも同じ屋根の下・・・ですか。うーん、それこさそっき書いた「今後全キャリパーのパッド共通化」してくれないだろうか・・・(笑)
スズキの旧車部品廃盤ラッシュはここ最近ちょっと顕著ですね。スズキフリークの友人が嘆いていたので、自分も調べてみたら案の定です。
つくづく、エコパの交換会で倉庫から放出された大量の純正部品でも売りに出ねぇかな・・・などと現実味の無い妄想をする毎日です。
新しい方の油冷ではそんなことで悩まないように、部品が安く出るうちに買ってストックしておこうと思っています。
旧車の補修部品の供給終了の記事冒頭を観て、前の記事にて供給云々のコメントをしたばかりだったので、「え⁈マジっすか?」と衝撃的でした。
バイク含めて工業製品にとっては余命宣告に等しい話ですので、自分もいずれは覚悟するなり部品かき集めるなりを考えなきゃなと。
私たち、難儀な物を愛してしまいました。
先だってはお気遣いありがとうございました。
今年は結局あまりバイクに乗れず車検通しただけになってしまいましたが。。。
春先に向けてバイクも状態維持をしておかねば…。
こんばんは
なんなら前半部分だけでも一本記事にしちゃおうか?と思う程の衝撃でした。以前リストを確認した際には注文できたはずなので、本当にここ最近一気に廃盤にしていっているような印象です。
コスト至上主義のスズキらしいと言えばらしいのですが、ここまでこう・・・唐突にやられてしまうと結構ショックは大きいですね。
もはや残された手段は共食い整備しか無いのか・・・それにしたって、フォーク内部のシールやメタルは消耗品ですからなんとも。
実は今回オーダーしたオイルシールもキャンセルが掛かってしまいまして・・・。一応ebayの方に使えそうな互換シールがあるようなのでそちらを次回オーダー予定ですが・・・純正クオリティと比較しちゃうとイマイチなんだろうな・・・。
季節の変わり目という事だけでなく、ただでさえコロナコロナで心身ともに疲弊してしまうこの頃。色々苦しい一年になってしまいましたね。
早く何も気負わずに思う存分趣味を楽しめる環境になってほしいと祈るばかりです。
いろいろご心労はあるかと思いますが、せめてこのしょうもないBlogでも読んで「あいつまたバカやってるよ」と笑っていただければ本望です。
また、良い季節になったら一緒に走りに行きたいですね。ニューウェポンを思う存分自慢しちゃいますよ~(笑)
こんばんは。
ebay恐るべし。イントルーダーに隼キャリパーは凶悪ですねぇ(笑) すごく見てみたいかも・・・
上のコメ返にもあるように、ガンマのオイルシールがキャンセルされてしまって、自分もそろそろebayデビューを余儀なくされそうな感じです。
子曰く「イギリス人が一枚噛めばどんなパーツでも出る」・・・特にスズキ大型車に関しては海外部品を駆使すれば意外と何とかなる?かもしれません。
ガンマが何とも微妙なラインで、初期型は2年程度しか作っていませんからどれだけのリプロ品があるものか・・・。
まぁ、まずは弾かれてしまったフォークシールから買ってみようと思います。品質とかも心配ですが・・・背に腹は代えられない。
イントルーダーの車格で対向2POTは結構頼りない感じですね。
古くのハーレーなんかは、リアブレーキしか付いていなかったようですがその踏襲なんでしょうか・・・(笑)