遅ればせながら、ハセガワさんから1/12 GSX-R750(GR71G)が発売されました~!わ~!
モデル化決定してから、約1年半。悶々とした日々を送っていましたが、この日を無事迎えることが出来て感無量です。
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管理人はAmazonで予約購入して、先日届きました。
箱になって自分の手に収まると、あらためて実感が湧いてきます。ホントにモデル化されたんだなぁ・・・!

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さて。以前、ホビーショーの記事でも少し触れましたが、モデル化にあたって取材用に実車提供をさせていただきました。
つまりこのプラモデルは、管理人のGR71Gが元となって造られている訳ですが・・・。えへへ。
一応、取材時の風景については書いてOKとのことで、一部制限はありますが少しだけご紹介しようと思います。

こうやってプラモデルって造られるんだなぁ~、と何となく感じてもらえれば幸いです。
(※掲載にあたって問題のあるカットがあった場合はお知らせください、即急に対処させていただきます。)

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事の発端は去年の夏ごろ、SNSを通じて「G型のモデルを探しているのですが・・・」というお話が。
どうやら、インターネットで管理人の活動を見つけてくださったらしく、それが今回のきっかけだったようです。

最初はGR71の取材という触れ込みだったので「F型ではありませんがそれでよろしければ」という御返事をしたのですが、
聞くと「F型をモデル化すると、F型以外にバリエーションが望めない」という理由でG型に白羽の矢が立った模様。
Mailで何度かやり取りをしたのち、取材日程のすり合わせを行い、2018年の9月8日に取材は敢行されました。

なお、この取材が行われたのは去年の夏ツーリングが終わった後のこと。
ツーリング前から日取りは決定していたので、それまでにコンディションを整えておかなければならず、
「取材前に転かしたらすべてが台無しだぞ・・・」と緊張感を持った旅程になったことは言うまでもありません・・・(笑)

この日の取材は確か8時半くらいからのスタートだったのかな? 長い一日のはじまりです。
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まずは自然光で大まかな外観の形状や色などを4面から撮影。
「どのカットが後で役に立つか分からないので、とにかく手当たり次第に撮影していきます」とのこと。

屋内に入れて、室内光で細かい部分のディテールを観察&撮影。
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カウル内のゴチャっとした配線や、細かなホースやケーブル類をどこまで再現するか?
外装や、エンジン、フレームなどの色合いを持ってこられていたカラーチャートと照らし合わせて確認。
雑談を挟みつつ、自分もオーナーとして答えられそうな部分は補足を入れていきます。

その間、裏側では非接触式のレーザースキャナーのセッティングが進行中。
こちらの機械、相当の精度を誇るスキャナーとのことで国内大手の自動車メーカーも使っているものだとか。
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スキャナー自体の公開はOKみたいですが、風景に社外秘がある可能性があるのでボカシ入れてます。
(取材場所がハセガワさんとはまた別の協力会社さんでしたので、この辺りはシビアに!とのことです)

ひと通り外観の取材が終了後、レーザースキャンを行っていきます。
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自由に動くアームの先に照射ポイントがあって、それを抱えながら様々な角度からデータを収集。
最終的にすべてのデータを組み合わせて3Dのモデルを作成する・・・といったカタチ。

あ、この時点でシートがダブルシートになっていますね。
基本的にカタログ写真を正として制作するので、この時点でOP品のシングルシートカウルはお役御免です。
後で部品単体でスキャンされることとなりました。(もちろんプラモデルにも付属してますよ~!)

透明パーツはレーザーがうまく反射しないため、テープで形状をトレースします。
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この外観のトレースが結構手間のかかる仕事で、だいたいお昼過ぎくらいまでスキャンしていました。
しかしオートバイならまだマシな方らしく、クルマになると照射箇所が広い上に屋外でやらなきゃならないとか・・・。

外観のスキャンが終わったら、次はカウル類を外してネイキッド状態で再度スキャン。
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テールカウルのビスがどうしても外せなかったので、こんな中途半端な感じになってしまいましたが・・・。
フレーム形状やエンジン、補機類をじっくりとスキャン&撮影していきます。

「一番こだわりたいポイントってどこですか?」と聞かれたので、もちろん「エンジンのフィン!」と即答。
その願いは、無事にモデル化によって昇華されました。本当にありがとうございます!
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外したカウル類も、別撮りしていきます。
ハセガワさんの公式での商品紹介で「徹底した実車取材」とありますが、あれ本当です。嘘言ってないです。

取材に際しては、パーツリストと照らし合わせて確認していることが多いようです。
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モデル化にあたって、すべての部品を一個一個パーツ割りするわけにはいきませんから、
どの部分を一体で成形するか、などそのあたりも考えながら取材をしているように見受けられました。
そうそう、私のパーツリスト原本とサービスマニュアルもこの日提供させてもらいました。少しは役に立ったかな?

最終的にこの日は19時頃に終了!10時間以上に及ぶ、濃密な取材でした。
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後にも先にも、こんな屋内でいろいろやることは無いだろうな・・・。
本当に貴重な経験をさせてもらって、光栄です! ナナハンにずっと乗っててよかったなぁ。

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そして、また別日。
今度はパッケージのイラストの参考用写真を撮影するため、屋外による外観撮影取材を受けました。
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訳アリでとんでもないところで撮ってますが、一応場所の管理者からはOK出てますので・・・。
本当は曇りの方が正しく色が出るので良いようですが、この日は素晴らしい秋晴れで太陽はピーカン。
風も強く、レフ版が飛んでったりで大変だったのですが、自分もアシスタントとして協力しながら進めていきます。

箱絵のレイアウトを決めるにあたって、CDの透明ケースを使う・・・というのは興味深いTiosでした。
ケースの真ん中に線を引くと、丁度良くプラモデルの箱と同じ比率になるんですって!
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プロならではの知恵ですね。発見した時は「これだ!」と思ったことでしょう。
撮影は3時間ほどで恙無く終了。我がナナハンの魂はハセガワ本社設計部に託されたのでした・・・(笑)

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これが大体去年の夏から秋口のお話・・・。
その後もメールで実車細部の確認などを受けたりしまして、今日の日を迎えたわけでございます・・・。
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是非、皆様。この徹底した実車取材の成果を体験してみてくださいませませ。


最後になりますが、この度はキット化のお手伝いをさせていただき、本当にありがとうございました。
人生に一度あるかないかの、本当に貴重な体験をさせていただきまして、感謝の言葉もございません。
はじめにお話を伺った時には「新手の詐欺か!?」と疑ってしまったことをお許しください(笑)

GR71としてはマイナーな部類に入るG型を特集していただいただけでも、オーナーとしては感無量の思いです。
今後もバリエーションキットが多数登場するかと思いますが、すべて購入して応援させていただきます!

担当のK様、U様。パッケージ担当のK様・・・並びにキット化に携わってくださった皆様、
本当にありがとうございました&おつかれさまでした!

「ハセガワ1/12 GSX-R750(GR71G)」は現在大好評発売中です!(ダイレクトマーケティング)

徹底した実車取材と、執念と狂気を感じる金型の精密さに戦慄せよ!

おまけ:
自腹で一箱買って、中身をゴソゴソしてると「ピンポーン♪」とインターホンの音。
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ハセガワさんから貸し出していた資料と一緒にキットが届いちゃいました!
更に同封されていたお手紙には、嬉しいお知らせが・・・。これはまた、いずれご紹介させていただきましょう(笑)