先日悪魔の通知(自動車税の請求書)が届きまして。
今年はクルマとオートバイが1台ずつとミニカー(ジャイロ)なので、前年度よりは抑えられてはいるのですが・・・。
それでも、H18年以前車の+15%増税。あれ何とかならんですかね。45,000円?ローン組みたいくらいです。

まぁ、払いますけどぉ。

ただでさえ高いガソリン入れてんのに、ここでも毟り取るかってね。ほんと酷い国ですよマッタク。
こちとら古いクルマ大切に乗ってやってんだぞ、ってね。まぁ、それは詭弁なんだけど。

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愚痴はこの辺にして、前回の続き。トンネル群を抜けて、一路海へと向かっていきます・・・。

旧北陸本線”鐵の道”に後ろ髪を引かれつつも、ハンドルを海方面へと傾けます。
以前にこっち側へ訪れたのは去年の秋。「また来年も来るからな」と再会を誓った日本海まで、あと少し・・・!
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「鐵の道」県道207号は、北陸自動車道の杉津PA付近から徐々に下降を始め、海岸沿いまで繋がっていきます。
ちなみに、旧線跡は分岐から名もなき市道?へと延び、最終的に敦賀のR476へと合流するのですが、今回は追いません。
(この名もなき道路にも長いトンネルが一本あって、走ろうか本当に迷ったんですが引き返しました。いずれ・・・!)

県207はR8とぶつかって終了。楽しい鉄道旅行もここまでです。
早速、北陸の雄R8との再会を喜びたいところではありますが、今日の本筋はまた一本海側に入った県204・R305です。
R8とはしばらくのお別れ。しかしながら今日の宿はR8沿いなのでまた近いうちに出会うこととなるのですが(笑)

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さて、県204。そしてR305です。福井県の海岸沿いを縦に走る県道・国道で今回のメインルートとなります。
何てったって海が近い!日本海側はどこもそんなイメージが強いですが、この道は堤防も低いのでより強く感じます。
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とりあえず、ノルマ的写真の撮影はバッチリです(笑)
天候も良好で本当にいいタイミングでやってくることが出来たなぁ、としみじみ思います。海が青い青い。

向こうに見えるは敦賀半島。敦賀の方は前回・今回共にパスしてしまったのでいずれまた訪れたいところ。
何かと話題に上ることが多い「高速増殖炉もんじゅ」があるのがあの半島ですね。敦賀原発もあそこか。
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若狭湾は原子力発電所が多いことで非常に有名ですが、なんでなんでしょうね?立地が良いのかな。
(原発を見るたびにチャゲアスの「On Your Mark」かKraftwerkの「Radioactivity」を口ずさんでしまうおじさん)

ここからはずーっと海岸沿いを走っていきます。
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とてもいい道です。雪国らしく道幅も広く、道線も緩やかでツーリングにぴったり。

この日は天気にも恵まれていたため、たくさんのライダーを見かけることが出来ました。
車種も様々、軽装からキャンプ装備まで。皆どこへ向かうんだろうなぁって考えるだけでも楽しくなってきます。

道線は穏やかですが風景はあまり穏やかじゃない(笑)
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昨日今日では無く、年月を重ねてこの姿になったんだと思いますが、上から落ちてきたんでしょうか?あの岩石は。
今でこそしっかりと道が均されていますが、昔は結構な難所だったのかもしれませんね。

まぁ、だいたい同じような風景がずーっと続いて行きます。
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適当にオートバイを停められそうなところを見つけたら、停めて写真などを撮ったり。
海沿いの道って走ってる分にはとっても気持ちがよくて楽しいんだけど、ネタ的には単調なので困りものです(本音)

道の駅「越前」で休憩。地味に今回初めての道の駅です。
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漁業の町、越前町。道の駅の中にはもちろん海の幸がいっぱい・・・だったのですが、
ちょうど昼時だけあって、店の中もいっぱい・・・だったので。適当にお団子をテイクアウトして海を眺めながら頂きます。
一応「越前茶団子」らしいので、名物と言えば名物です。と、言い訳だけはしておきます(汗)

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潮の香りを全身で浴びながら甘い団子を食しつつ、次からの目的地を定めていきます。
地図を見る限り、想像以上のペースで進むことが出来ているようです。ひとえに道の流れがいいからですね。

案内標示を見ると、ここからあわら市までは50kmくらいしかないみたいです。あわら・・・芦原温泉も悪くない・・・。
それはさておき、本来は行く予定がなかったんですがこのペースだと東尋坊にもすぐ行けそうな予感。
今回は敢えてパス!しようかと思ったんですが、折角時間もあるので行っちゃうことにしましょう!

越前町を抜けて、左手にはずっと日本海を眺めながらR305をひた走ります。
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これは・・・どこだろう。途中で通りかかった集落で丁度お祭りをやっていました。
神輿に半纏、そして何より色とりどりの大漁旗が目にも鮮やかです。まさに漁村のお祭りって感じです。

露店や出店もない、地域に根付く純粋無垢な豊穣の祭り。今日び、珍しい分類になってしまいました。
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今やどこも形式化、商業化されてしまったお祭りですが、こういう風景を見つけるとホッとします。
何を目的に祭りを行うのか、本来の意味を見失ってはなりません。どこの祭りがとは言いませんがね。

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小一時間ほど海沿いを走ると、徐々に周りの風景が変化していき、人工物が目立つようになってきました。
道路も直線的になり、いかにも埋め立て地といった様相。福井市と坂井市の狭間にある工業地帯「テクノポート」です。
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少年期・青年期を神奈川の港町で過ごした管理人にとっては、もはや馴染み深い光景。
しかしながら、先ほどまでとのギャップには驚かされます。ここにきて急に毛色が変わったな?という印象。
おもに化学工場や金属を取り扱う会社が軒を連ねているようです。港はあれど、貿易港などは無い様子。

R305もそれに合わせてずーっとまっすぐなバイパス道のように変化。
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風情もへったくれもありませんが、これはこれで走りやすい。しかし、スピードの出し過ぎには注意が必要ですね。
俺が警察官だったら間違いなくここでネズミ捕りするね。入れ食いだ入れ食い。

道の駅「みくに」に到着。
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・・・って違う違う (多分このボケやったおっさん、日本に3千人くらいいると思う)
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そこそこ広めの道の駅で、東尋坊が近いこともあってか観光客の姿が目立ちました。
意外にも福井に入ってまだ2駅しか道の駅に寄っていません。海岸沿いって駅を造らない傾向にあるんですかね?

物産コーナーにはやっぱり地のものが目立ちます。普通にスーパー並みの品揃えでびっくり!
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三国港直送の海の幸がたくさん。写真にある海老やタコのみならず、美味そうな刺身など・・・。
冷蔵装備があれば晩酌用に買ったんだけど・・・。やっぱり、ロングの時は簡単な保冷バッグを装備しておくべきか?
その他、すり身を揚げたやつとかすごく美味そうだったんですけど、残念ながら売り切れでした。

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道の駅を出て、一路東尋坊へと向かいます。三国漁港を過ぎれば、もうあと少し。
しかし、目的地に近づくにつれて、どんどんクルマが大行列!さすが、GW中の一級観光地だけあります。
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いくら時間に余裕があるとはいえ、そんな列に延々捕まってるほど暇じゃありません!
ちょっと遠いですが自然公園の駐車場にオートバイを停めて、ここから歩いて東尋坊へと向かっていきましょう。

最初は鼻歌交じりだったんですが・・・
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待て待て、結構険しいし意外と距離があるぞ・・・!?冬装備+ライディングブーツにはなかなか厳しい!
せめてジャケットくらいは脱いで来ればよかったと後悔するももう遅し、日中の太陽光線がじりじりと体力を奪います。

こんなことならもっと粘って近くに停めればよかったかなぁ~。
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でも、ちょっと抜けたところに出ると絶好の断崖ビュー。これはこれで良いもんだ!
ちょっと前に伊豆の城ヶ崎海岸などを見に行きましたが、それよりも上面が平たくなっているのが特徴的ですね。
同じ火山性の断崖で、マグマが冷えて固まったことに変わりは無いんですがこんなに違いが出るのか・・・。

15分くらいヒーコラ歩いて、ようやくハイライト「東尋坊」です。
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お、おお~。写真では何度か見たことがありましたが、実際目の当たりにするとかなりの大迫力です。

至って平和で真っ青な海面と空。そこに沈み込むモノトーンのマグマが織りなす暴力的なコントラスト。
例えばこれが芸術作品であったら、間違いなく「怒り」をテーマにしてると思う。
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地球というこの星が持つ、壮絶な程のポテンシャルを感じます。思わず詩的な気分にもなっちゃいますって。

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東尋坊、絵面的には結構危険な感じがするんですが実際登ってみるとそんなでも無いです。
いや、まぁヤバいところはヤバいんですが、全体的にキレイな台形なので「急に絶壁!」みたいなところはありません。
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でも管理人は高いところがあまり得意ではありませんので、これ以上は進みませんでした(笑)
見回すと、「よくそんなとこまで行けるな!」って人もチラホラ。まぁナントカと煙は高いところにっt(自主規制)
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そんなわけで、第2回目のレポートはこの断崖絶壁でお別れです。

今回は走ってばかりだったので、全然面白みが無いですね。ごめんなさい。
R305は本当に快適なシーサイドロードで、信号もほとんどないのでなかなか立ち止まって撮影も出来なかったんです(汗)
こうやってレポートを書くからには、もっとブログ映えする走り方をするべきなんでしょうが・・・
どうしても距離を伸ばすことを楽しんじゃうんだよねぇ・・・。一応構成とかは考えて走ってはいるんですけども。

さて、次回は東尋坊を後にして本日のお宿へ。
明けて翌日は、延々下道で浜松の自宅まで戻っていこうと思います。果たして、何が待っているのでしょうか?

それでは、(3)へと続く・・・。