そういえばボクスンをバラしたのでご報告を。
実はこれもGW中の出来事だったわけですが、記事にするのに時間が掛かってしまいました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
カウル類はホンダ車と扱いは変わらず、10mmレンチとプラスドライバーでガンガン外していきます。
ガワは大きいくせに固定されているポイントはホンダ車より少ないあたり、ヤマハの合理的な造りが伺えます。
こうやってバラして横から見てみると、縦型エンジンにシート下収納スペースを設ける難しさがよく分かりますね。
タンクは樹脂製。ボックス部分への干渉を避けるためか、変わった形をしています。
タンクからの燃料供給は負圧コック
サービスマニュアルによると分解が可能なタイプの様です。素晴らしいですね。
いや、そもそもこういう造りじゃないとダメなはずなんですよ。非分解コックを使ってるホンダさんがオカシイ。
収納スペースを取り外すとかなりすっきりしました。なんかギアみたいですね。
新聞配達にも使えそうです。さすが80年代初期のスクーターって感じ、ガワはデカいけど中身はスカスカ(笑)
パッと見華奢なハンドルグリップは剛体に3点留めされており、フル積載時でもビクともしない強靭な仕上がりです。
それにしても、全体的に埃が凄いな。外放置ってよりは、なんか納屋の中とかにあったのかな。
大体こういうパターンの原チャリって、洗うと結構キレイだったりします。
ハーネスとかそんなもん保護するほどの価値はないので適当に水をぶっかけます。
マジックリン的なもので擦ればもっときれいになるんですが、あいにく在庫が無かったので水でゴシゴシ。
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ナナハンのチェーンメンテなどをしながら適当に乾かして、水が捌けたころに分解を再開します。
エアクリーナーカバーを開けたら手作り感MAXなエアクリエレメントが登場。
何でしょうこのメッシュ(?)のフィルムは・・・、純正品がそうだったから真似して作ったのかな?律義な人だ。
フィルター自体はまだ「崩壊カステラ」状態にはなっておらず、ここ10年の間には交換したんじゃないかな?
ネジが固いところはインパクトで。
このヴェッセルのインパクト、今のところ勝率100パーセントの超有能工具です。
ドライバーは2番があれば基本OK!なスタンスだったんですが、認識をいい加減改めなければ(遅い)
キャブレター登場。横出しだ、初めてですね。
省スペース化のために横付けなのかと思ったんですが、27V(ペリカン)も横出しキャブっぽい。
キャブ本体にはホンダ車でもお馴染みなオートチョークが。形も似てるし、同じもん使ってるんじゃねーぇの?
スロットルバルブOK。
おお、表面処理がホンダよりも丁寧です、綺麗にメッキが掛かっている。
ニードルの具合も曲がりや削れなく、良さそうです。キャブのガワは汚いですが、中身はかなり良好な予感。
とにかく割ってみます。
分解する必要が無いんじゃないか?というくらい中はきれいでした。
放置車なら、緑色になったガム状のガソリンがキャブの隅に固まってるのがお約束なんですが・・・。
というか、状態を見る限り過去に分解歴のあるキャブレターですね。
フロートを留めるネジがチョイ舐めてました。前オーナー、2番ドライバー使ったでしょ?
他にもキャブの分割ネジがやっぱ舐めてたり、スロットルバルブ取り付けネジが緩んでいたり・・・。
なんか曰く付き?
な、中途半端な分解跡がところどころに残っています。途中断念した感じのやつか?
多分いじった人は自分と同レベルの整備スキルなんじゃないかな~と思います。勝手にシンパシー(笑)
キャブに関しては・・・
特に言う事ありません。軽くキャブクリで穴を通して組み直しです。
しかし、このクラスのスクーターでスローとメインが交換可能な構造ってのはちょっと凄いですね。
ホンダのスクーターによく使われてるケーヒンPA型は基本的にスローが圧入されていて変更不可能です。
キャブOK、点火もパークリチェックでOK、あとは燃料が落ちればエンジンはかかるはずです。
ストックしてあるリーダーから燃料をちょっと抜いて、キック!キック!キックの鬼だ!
真空飛び膝蹴り~、ってことでエンジン始動です。おめでとうございます。
上から下まで吹けも悪くなく、パワー感もそこそこあってエンジン自体の具合は結構良さげです。
一応こんな感じでちょっと乗ってみたんですけど・・・。(※私有地内です)
エンジンは良いんですけど、駆動系に何か引っかかりを感じます。
WRがかなり片減りしてるか、遠心クラッチがイカれてるか?どちらにせよ開けてみた方がいい感じです。
それと、バッテリー回路が完全に死んでる。
テールランプが点かなかったのは単純に球切れだったんですが、ウインカー点滅NG、セルNG、ホーンNG・・・。
ケーブル繋いでもダメだったので、断線、もしくはアース不良が起こってるんじゃないかなぁ。
やっぱりなんか曰く付き?な雰囲気です。
まぁ別に急ぎの仕事では無いので、ゆっくりやっていきますかね。
G'の自賠が切れるくらいに仕上がればいいかな。タッチ交代で足車登録できたらいいかな~と。
実はこれもGW中の出来事だったわけですが、記事にするのに時間が掛かってしまいました。
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カウル類はホンダ車と扱いは変わらず、10mmレンチとプラスドライバーでガンガン外していきます。
ガワは大きいくせに固定されているポイントはホンダ車より少ないあたり、ヤマハの合理的な造りが伺えます。
こうやってバラして横から見てみると、縦型エンジンにシート下収納スペースを設ける難しさがよく分かりますね。
タンクは樹脂製。ボックス部分への干渉を避けるためか、変わった形をしています。
タンクからの燃料供給は負圧コック
サービスマニュアルによると分解が可能なタイプの様です。素晴らしいですね。
いや、そもそもこういう造りじゃないとダメなはずなんですよ。非分解コックを使ってるホンダさんがオカシイ。
収納スペースを取り外すとかなりすっきりしました。なんかギアみたいですね。
新聞配達にも使えそうです。さすが80年代初期のスクーターって感じ、ガワはデカいけど中身はスカスカ(笑)
パッと見華奢なハンドルグリップは剛体に3点留めされており、フル積載時でもビクともしない強靭な仕上がりです。
それにしても、全体的に埃が凄いな。外放置ってよりは、なんか納屋の中とかにあったのかな。
大体こういうパターンの原チャリって、洗うと結構キレイだったりします。
ハーネスとかそんなもん保護するほどの価値はないので適当に水をぶっかけます。
マジックリン的なもので擦ればもっときれいになるんですが、あいにく在庫が無かったので水でゴシゴシ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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ナナハンのチェーンメンテなどをしながら適当に乾かして、水が捌けたころに分解を再開します。
エアクリーナーカバーを開けたら手作り感MAXなエアクリエレメントが登場。
何でしょうこのメッシュ(?)のフィルムは・・・、純正品がそうだったから真似して作ったのかな?律義な人だ。
フィルター自体はまだ「崩壊カステラ」状態にはなっておらず、ここ10年の間には交換したんじゃないかな?
ネジが固いところはインパクトで。
このヴェッセルのインパクト、今のところ勝率100パーセントの超有能工具です。
ドライバーは2番があれば基本OK!なスタンスだったんですが、認識をいい加減改めなければ(遅い)
キャブレター登場。横出しだ、初めてですね。
省スペース化のために横付けなのかと思ったんですが、27V(ペリカン)も横出しキャブっぽい。
キャブ本体にはホンダ車でもお馴染みなオートチョークが。形も似てるし、同じもん使ってるんじゃねーぇの?
スロットルバルブOK。
おお、表面処理がホンダよりも丁寧です、綺麗にメッキが掛かっている。
ニードルの具合も曲がりや削れなく、良さそうです。キャブのガワは汚いですが、中身はかなり良好な予感。
とにかく割ってみます。
分解する必要が無いんじゃないか?というくらい中はきれいでした。
放置車なら、緑色になったガム状のガソリンがキャブの隅に固まってるのがお約束なんですが・・・。
というか、状態を見る限り過去に分解歴のあるキャブレターですね。
フロートを留めるネジがチョイ舐めてました。前オーナー、2番ドライバー使ったでしょ?
他にもキャブの分割ネジがやっぱ舐めてたり、スロットルバルブ取り付けネジが緩んでいたり・・・。
なんか曰く付き?
な、中途半端な分解跡がところどころに残っています。途中断念した感じのやつか?
多分いじった人は自分と同レベルの整備スキルなんじゃないかな~と思います。勝手にシンパシー(笑)
キャブに関しては・・・
特に言う事ありません。軽くキャブクリで穴を通して組み直しです。
しかし、このクラスのスクーターでスローとメインが交換可能な構造ってのはちょっと凄いですね。
ホンダのスクーターによく使われてるケーヒンPA型は基本的にスローが圧入されていて変更不可能です。
キャブOK、点火もパークリチェックでOK、あとは燃料が落ちればエンジンはかかるはずです。
ストックしてあるリーダーから燃料をちょっと抜いて、キック!キック!キックの鬼だ!
真空飛び膝蹴り~、ってことでエンジン始動です。おめでとうございます。
上から下まで吹けも悪くなく、パワー感もそこそこあってエンジン自体の具合は結構良さげです。
一応こんな感じでちょっと乗ってみたんですけど・・・。(※私有地内です)
エンジンは良いんですけど、駆動系に何か引っかかりを感じます。
WRがかなり片減りしてるか、遠心クラッチがイカれてるか?どちらにせよ開けてみた方がいい感じです。
それと、バッテリー回路が完全に死んでる。
テールランプが点かなかったのは単純に球切れだったんですが、ウインカー点滅NG、セルNG、ホーンNG・・・。
ケーブル繋いでもダメだったので、断線、もしくはアース不良が起こってるんじゃないかなぁ。
やっぱりなんか曰く付き?な雰囲気です。
まぁ別に急ぎの仕事では無いので、ゆっくりやっていきますかね。
G'の自賠が切れるくらいに仕上がればいいかな。タッチ交代で足車登録できたらいいかな~と。
コメント
コメント一覧 (2)
80年代のスクーターは相変わらず造形が面白いですね。主様のブログを知って以降、道行くスクーターを見る目が変わってきた気がします。
キャブをバラしているところを見ると、学生の頃にやっていたエコノミーランを思い出します。
大会が秋のせいか、四年とも雨天決行の修羅場を経験しましたが、ツインリンクもてぎのオーバルコースやピット内に入りたい放題だったのは良い思い出です。
今ではすっかりFIの時代になり、自分もその恩恵にズブズブですが、一度くらいFCRとかいじってみたかったですね。
どうもです。
80’sプラスクーターはメーカーの独自性というか、個性がモロに反映された造りなので乗っても見ててもバラしても楽しいですね。
道行くスクーターといえば、浜松の人はとても物持ちがいいのか、時折「おっ!?」とするレトロ車を枯れた感じのオーナーがしれっと乗っていたりして、なかなかアツいです(笑)
以前も近所でスカッシュがフツーに使われていたり、スーパーの駐輪場にスーパータクトが停まっていたり・・・アツいです。
自分はFI恐怖症なので、しばらくはキャブレターのお世話になりそうな予感です。
TMRキャブなどは油冷車とは相性抜群で、それこそ「空が飛べる」ほどの加速感が味わえるらしいのですが、
オリジナルコンディションを重視する中で導入してしまってもいいのか・・・と色々悩ましいパーツであります。
まぁ、そもそも買えないんですけどね(汗)