言ったからには一応作業しなければなりません。
というよりも、そろそろ購入したエンジンが邪魔になってきたので、早めに組んで片づけたかったのです。

・・・まずはスカッシュを掘り出すこと、そんでもってガレージに作業場を作るところからスタートです。
ガレージといっても、なんのことは無いただのサイクルハウスの中なのですが(汗)

現状、黒タクトが半バラ状態で放置してあったので、適当に組み上げて場所を空けます。
チャンバーつけて、カウルつけて、シートはフルマークから流用・・・。置いておくと場所を取るハネも暫定的に取付。
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はい完成!・・・ってヤンキー具合がさらに加速してないか?
まぁどうせ走らせないので、良いんですヨ。スカッシュが落ち着いたらこれの続きかな。

次にスカッシュの捜索です。確か掘っ立て小屋の一番端に置いておいたはず。
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ギュウギュウ詰めなので一台出すのにも一苦労です。結局全部出してしまった。
スカッシュが日の目を見るのは何時ぶりでしょうか?前に見た時より更に色素が抜けている気がしないでもないです。
相変わらずエンジン掛からないし・・・。エンジン換装で解決してくれりゃぁいいのですが。

ついでにリーダーとかもエンジン始動チェック。
このスクーターは本当に優秀で、どんなに放置していてもキック5発くらいでエンジンが掛かってくれます。
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50ccとは思えないパワー感も健在で、本当にこれはあたり個体だったんじゃないかなぁ。
いずれこいつもリニューアル工事してやりたいけど、先約が多すぎてなかなか手出せないんだよなぁ。

黒タクトはビートの隣に収納。
ビートも全然診てやれてない・・・。これに関してはかなり本格的にやらないとどうにもできそうにないからなぁ。
取り合えず今はパス。もっと覚悟が決まったら改めてレストアし直します。それまではここで安置!
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一応仮設ではありますが屋根はあるので、どちらもそんなに汚れることはあるまい。
ただ、湿気に関してはどうすることもできないので、チャンバーとかは大変なことになりそうだ・・・。
ジャリとか敷いたら多少はマシになるんでしょうかねぇ。これから保管場所についても色々考えないと。


で、真打です。
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一通り片づけた後、150回くらいキックをガシャガシャやってたらようやくエンジンが掛かってくれました。
うーん、相変わらずトロい出足。でも独特のポジションと相まって、サイコーなんだよねぇ~。
見た目はかなりのボロですが、ブレーキやスロットルに固着などは無く、始動性以外は至って健康体です。

さて、コイツをどう料理してやろうもんか。とりあえずバラすか。
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エンジンを降ろしてからいろいろと考えればいいのさ、ひたすらに分解あるのみ!うなる10mmレンチ!
このスクーター、10mmレンチと8mmレンチとプラスドライバーがあればかなりのところまでバラせます。
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カウルを外すと更に小さく見えるスカッシュ。今じゃ考えられないほどのショートホイールベース。

こんな遊び心に溢れたスクーターなんて、もう二度と出てこないだろうなぁ。
チープなものをチープに造れなくなっちゃった世の中だもの・・・。だから僕は80’sスクーターを集めるのだ。
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ガレージに移動してエンジンから補機類を取り外していきます。
エンジンと接続されている配線は6本だけ!なんてシンプルなんでしょう。配線の状態も比較的良好です。
ただギボシ接続は何かと不安なので、DJ1エンジン側のカプラーに合わせて加工するってもんかな。
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サスペンションが意外と短い。何かのローダウンサスとしてに流用できたりしないものか。
ヒマが出来たらしっかり長さを計測しておきましょう。後に効いてくるのです、こういうデータが・・・。

エンジンハンガーのボルトを外し、エンジンを引っこ抜きます。
うんとこしょ、どっこいしょ。おりゃ!えい!外れろクソが!・・・なかなかエンジンは抜けません。

よく見たらエンジンハンガーの下に12mmナットが留まっていました。
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外す前にちゃんと確認しろってことですね。でも、このボルト必要なのかなぁ・・・。
スタンドが邪魔で工具が入りづらかったですが、幸いにも弱いトルクで締まっていたのであっけなく外せました。
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分離完了です。
レジャーバイクとして設計されたスカッシュとはいえ、やっぱりエンジンは重かった・・・腰をやるとこでした。
しかし、エンジンの無いスクーターって本当に骨みたいですね。なんか不思議な光景です。

購入してあったDJ1エンジンをあてがってみます。(ホイールはとりあえずスカッシュの8インチを流用します)
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ふむふむ。成程。DJ1エンジンのハンガー受けの方が若干狭く設計してありますね。
予定通りスカッシュのハンガーをうまいこと削ればイケそうです。大体作業の見当が付いてきたぞ。

スカッシュのハンガーとDJ1のハンガーを比べるとこんな感じ。
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車体側の幅はほぼ同じなので、その気になればDJ1ハンガーのままポン付けも出来そうです。
ただ、その場合ホイールベースがかなり伸びそう。DJ1ハンガーってスカッシュに比べて結構長いのですよ。
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ということで、次回はスカッシュのハンガーをグラインダーで削って調整していく感じかな?
うまくいけば純正並みのホイールベースでエンジン換装が出来るはず。やっぱり、この可愛さは譲れないです。

果たしてしっかりセンターを出して加工することが出来るのか?・・・そもそもやる気は出るのか?
次回があるかは分かりませんが、一応次回へ続く・・・。