R1修理編です。とりあえず症状をまとめると、

・冷間時のエンジンのかかりは良好
・熱が入ってくるとアイドリング回転が安定しなくなる
・スロットルの動きに対して回転の上りが鈍く、上まで吹けなくなる
・水温が90度近くなるとそのままエンストして、以後始動が困難となる


まず、点火系が怪しいと踏んで点火タイミングを司るイグナイターの交換を試みました。
R1でのイグナイター故障事例はインターネット上にも数多く報告されており、症状的にもまず間違いはないと思ったのですが・・・。
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4XVのイグナイターはメーカー廃盤のため、某オクで熾烈な戦いを繰り広げて(→実際そうでもない)競り落としました。
しかし、文脈からも分かる通りに結果は不発に終わり。症状は改善せず事態は一気に停滞ムードへ・・・。
リレー類も交換してみたんですが症状は変わらず。もはやこれまでか~と言った感じです。

で、脱がせてみたら何かわかることがあるのではないかと、ダメ元でチェックしてみました。
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スタンドで立たせるとレーサーみたいで本当にカッチョいいです。フレームワークも見事だねぇ

さて、いざ脱がせてみると、本筋とは違うけど他のトラブルを見つけてしまったり。クーラントリザーブが空っぽです!
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タンクの底部分が割れており、そこからクーラントがダダ漏れ状態になっていました。気付いてよかったぁ・・・。
放置してたらオーバーヒートで焼き付いてたかも、新品部品出たので発注しておきます。2,500円位でした。

タンクを持ち上げて吸気系の具合を確認。
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エアクリエレメントも新品が入っていて、空気が足りていないってことは無さそう。
スロットルバルブの動きも悪くないし、この辺りは関係ないかな~。

燃料ポンプまわりも見てみたんですが、一応動いているようだし、フィルターも汚れてるようには見えなかったです。
ヤマハ車は燃ポントラブルが多いみたいなので、このあたりも疑ってみたんですが空振り。


もうどうすることもできんのか・・・、とタンクを戻そうとした時、一瞬ですが違和感を感じました。
よくよく見てみると明らかにおかしい。ハーネスのカプラーがなんか変な色をしています。

よもやと思い、カプラーを切開してみると。 これは・・・とても筆舌尽くし難い状態になっているではありませんか。
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うわ~、完全に焼けて溶けてしまっています。接触不良か水分過多で異常発熱したのか?
出所はメインハーネスとピックアップコイルを繋ぐ3相。俄然怪しい感じです。

ピックアップコイルからの信号が読めなくて点火時期にバラツキが起こったのか?
熱が入ると不調になるのも、カプラーが溶けて接触が悪くなるからって考えると納得がいきます。

とりあえず、修繕。
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従来のカプラーを潔くカットして新しいカプラーと入れ替えます。
元のハーネスもだいぶ硬化しており、作業に気を使いましたが何とか形にすることができました。
端子は圧着工具でカシメているのでそうそう外れることはないと思いますが、ちょっと不安。ガス式のハンダごて買おうかな・・・

元に戻してテスト
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90度を超えてもアイドリングが安定しています。止まる気配もなし。

これで概ねの解決は見たか? 点火系が怪しいとは思っていたけどまさかこんなところがネックになっていたとは。
他のカプラーからも同じようなトラブルが出るかもしれないので、定期的に注視する必要がありそうです