さすがにこれはやばいだろ。
IMG_0478[1]
乗り心地はふわふわしてて楽しいのですが、やっぱり滴る「汁」を見て楽しい気分になるほど能天気ではないです。
フォーク周りやブレーキなど液体が絡む仕事は出来れば避けたいのですが、さすがに命にも関わりそうなので早急に作業します。
店に持っていくと、作業は完璧だろうけども高いからね・・・ボロにそんな金出せません。

前置きも短く、早速作業に入っていきます。
IMG_0755
まずはフォーク下部にあるボルトを「緩める」
ここで外してしまうとオイルが出てきてしまうので、固く締まっているものを「ちょっと渋いネジ」くらいまで緩めます。
フォークを外してからこのボルトを緩めようとすると内部部品と供回りしてしまうんですよね・・・
IMG_0757
同じようにフォークトップのキャップも緩めておきます。(このひと手間が後になって効いてくるのです)

ホイール周りとブレーキを取り外したら、トップブリッジとステムの固定ボルトを緩めていきます。
IMG_0760
IMG_0761
手入れの良い車両であれば「ストン」とフォークが落ちてくるはずですが、こいつは錆で固着していてビクともしませんでした。
しょうがないので上からハンマーでコンコン叩いて外します。
IMG_0762
フォーク摘出。
内部構造がごっちゃにならないように一本ずつ作業していきます。

最初に一番外側のダストシールと内部のクリップをマイナスドライバーでこじって外します。
IMG_0771
結構ガッツリ入ってるのかな~と思ってましたが、案外すんなり外せました。

次に先ほど緩めたトップキャップを慎重に緩めていきます。(バネが入っているので)
IMG_0763
キャップを外すと「中くらいの長さのスプリング」→「ワッシャーっぽいもの(小)」→「長いスプリング」の順番で部品が出てきます。
それとクッソ汚いフォークオイルも一緒に出てきます。
IMG_0764
グレーって・・・。
NC工作機械で使う切削油のような臭いがします。腐ったガソリンほどではないけど、十分キツイ。

フォーク下部のボルト(最初に緩めたヤツ)を外します。
IMG_0772
すると、こんな感じの部品(シートパイプ)と
IMG_0773
「短いスプリング」が出てきます。
何でこんなこと書くかって、パーツリストじゃ分かりづらいんだよ、この「短いスプリング」と「中くらいのスプリング」が。

最後にインナーチューブを「えっ、本当に?」って位にガツンガツン収縮させると
IMG_0766
ポンッとインナーチューブがアウターチューブから抜けて、分離させることが出来ます。
(あんまり勢いよくやりすぎるといろいろ部品が飛んでいくので気をつけましょう)

フォーク上部から「インナーシール」→「ワッシャーぽいもの(大)」→「ガイドブッシュ」です。
今回交換するのは一番上の「インナーシール」。ここがやられるとオイルが外に出てきてしまうんですね~
IMG_0767
最後にアウターチューブから「錘状の部品」が出てきたら全バラ終了です。
構造はいまいちよく分かりませんが、思っていたよりも部品点数は少なかったなぁ。

内部の清掃などをします。このときにインナーチューブの錆落としなぞするといいかもしれません。
IMG_0768
1500番のペーパーで磨いておきました。
といっても、付け焼刃程度にしかなりませんが・・・せめて凸部が平坦になってくれれば・・・。
・磨くときは摺動方向とは違う向きで行いましょう

組みつけていきます。
基本的には外したときと逆のことをすればいいのですが、パーツリストとかをよく読んで順番を確認しつつ・・・。
IMG_0775
今回交換する部品。
シールセット(片側1,500円ほど)と、あとはフォーク下部のボルトに付属する銅ワッシャーです。
IMG_0776
迷いがちなインナーシールの向きもちゃんと説明が書いてあってありがたい。やるじゃないかホンダ
IMG_0770
インナーチューブにインナーシールを入れるときはフォークオイルで濡らしたラップで包んでから通します。
シールに傷がつくのを防止するためらしいですが、本当に意味があるのかなぁ? やるけど。

さて、アウターチューブにインナーシールを打ち込む際にはSSTが必要となります。
IMG_0777
ホンダ純正のVU-40塩ビパイプ(嘘)を使いましょう。
「えっ、いいの?」ってくらいの力で叩き込めば良い感じに入ります。(クリップの溝が見えるまで)

クリップを留めて、ダストシールをはめて、下のボルトを仮締めしたらフォーク本体の作業は終了です。
IMG_0779
最後にフォークオイルを入れていきます。今回使用するのはCRMにおまけで付いてきたヤマハ純正フォークオイル(G-10)
油量は318ccとのことで、アバウトに計測して線を引いたホンダ純正ペットボトル(嘘)を使って調整します。
IMG_0780
スプリングを入れて注いだら3分待って湯切りを・・・じゃなくて、少し放置して気泡を抜きましょう。
タミヤのCVAダンパーミニを組んだことがある人ならお馴染みの作業ですね!

放置のさいにフォークが倒れると大惨事なので、良い感じに立てかけられるスペースを用意しておきましょう。
IMG_0778
おばあちゃんの手押し車とかがベストです。移動も出来ます。

もう粗方の気泡が抜けたかな?と思ったらトップキャップを締めて(結構大変!)完成です!お疲れ様でした。
IMG_0790
車体に取り付けるまでがまた厄介だったりするのですが・・・そのあたりは割愛させていただきます。
そうそう、取り付けたら忘れずに下のボルトとトップキャップの増し締めをしてくださいネ。


シェイクダウンがてら山まで行ってきました
IMG_0782
しっかり前が突っ張ってくれるので、荒れたコーナーでもリアのトラクションがちゃんと掛かる感じがして安心です。
舗装路でもシャキッとしたハンドリングを感じます。

つい楽しくてまたガソリンが空になる寸前まで遊んでしまった。
IMG_0743
車体が整ってくると今度は装備もちゃんとしたものを揃えたくなってくるなぁ。
オフロードバイクがこんなに面白いものだとは思わなかったよ。