過ぎたる2022年GWのツーリングレポートに取り掛かっていきましょう。
今回のツーリングはボリュームが凄まじかったため、細かいところは省いてサクサクペースでやっていきます。
前半は初日と2日目、後半は3日目から5日目の2本立てくらいでまとめられたらいいな。

~1日目~ (静岡→愛知→長野)
空模様は予報通りの曇り。しかし雨が降っていないだけマシと考えることにします。
とりあえず今日は、長野県の端っこまで行かないといけませんので、まずはR151と中央道を使って塩尻まで。
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朝から気温が全く上がらず、県境を超えたあたりで完全な冬装備へとフォームチェンジ。
結局、この冬装備は3日目までずっと続くことになります。(薄いジャケットで来なくて本当に良かった)

塩尻でいつもの友人宅に顔を出し、近くにあるハルピンでお昼ご飯。
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信州ローカル・・・というか諏訪ローカルなハルピンラーメンガツンと辛めのスープがおいしいです。
今回の旅行のテーマの一つとして「1日1麺1湯」というのを考えていたので、とりあえずこれで1日目の麺はクリア。

少々時間を潰したのち再出発。
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雨はすっかり本降りになってしまったので、上から下までフル雨装備で進みます。
ゴールドウィンのレインウェアはこれが初仕事でしたが、評判に違わぬ高性能でした。ちょっと着るのが面倒ですが・・・。
足元はモンベルのブーツカバー。しばらく使ってなかったのでちょっと形が崩れてました。反省。

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相変わらず初詣にまだ行けてないので、穂高神社に寄ろうと思っていたんですが、
出発して5分で道を間違えて迷子になったので、大人しく19号→R403で長野方面へと進んでいくことに。
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多分聖湖畔。霧で何も見えねぇ。
レインウェアでカバーしきれないジャケットのフード周辺や首回りが濡れて相当気持ち悪かった記憶しかない。
多分晴れていれば、聖高原を巡るとても気持ちのいいコースだったと思うので、残念極まりないです。

1日目の温泉は長野IC手前にある松代温泉へ。
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もう見ての通り、すんごい濃ゆい温泉です。お湯の色はオレンジジュースみたいになってるし、湯舟もコテコテ。
鉄分がものすごく入ってるので、上がってからしばらくは身体から壊れたロボットみたいな臭いがしてました。
静岡にはここまで濃厚なお風呂ってなかなか無いんで新鮮でしたね。気持ちよかったです。

バーッと高速を走って飯山のホテルに到着。
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途中のベイシアで買った半額弁当をつまみながら呑みます。弁当につまみを付けて酒を2本買っても600円でした(笑)
ちなみにこの日にイタルジェットを落札。旅先で何をやってるんだ俺は・・・。
GPS走行距離:332.02km
給油:13.36L(267.9km) @コスモ石油 セルフピュア明科SS

~2日目~ (長野→新潟→福島)
前日とは変わって飯山の空は綺麗な青。このままの天気で持ってもらいたいところ。
2日目は飯山から一気に新潟県を北上して、阿賀野川からはそのまま東進して福島まで走りきります。
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R117をひたすら北進。去年も走った野沢温泉付近ですが、まだ山々に雪が残っており違った印象を抱かせてくれます。
気温は昨日と変わらず低め。冬ジャケ+セーター+ダウンという静岡での厳冬期コーデでも寒いくらい。
ほんと、グリップヒーター取り付けて良かったです。この旅ではずっと使っていました。

今の季節こそ、穏やかではありますがこの辺りは本来とんでもない豪雪地帯。
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JR飯山線の森宮野原駅にはこの場所で記録した「日本最高積雪地点」の標柱がありました。
その高さ、驚愕の7m85cm・・・。普段まったく雪の降らない浜松に住んでいると、もはや想像すら付きません。

新潟県に入り、十日町を抜けてR117からR252で魚沼まで。
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本当はここから只見線に沿って猪苗代湖まで走ろうと思っていたのですが、未だ積雪があり通行止め。
仕方が無いのでR290を使って大回りをします。この辺りは大きな山脈があり、回避できる道がほとんどありません。
雲行きも少し怪しくなってきました。まるでこれ以上進むのを拒んでいるかのようです。

R290は流れの良い田舎道。雪国らしく道幅も広く、ストレスの少ない良好なコース。
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ただ、それを楽しむ余裕がない程に寒かった。かろうじて氷点下は切ってないものの、一ケタ気温が続きます。
グリップヒーター全開でも指が冷える。着こむものはすべて着込んでるんですが、それでもキツかったです。

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山間部を抜け、五泉市まで入ってきてようやく天候が回復。
と、いうよりも山間部だけ雲が集まっていたような感じかな。外の気温もちょっとだけ暖かくなってきました。
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ひとしきり身体を冷やしたのでこの辺りで今日の温泉。五泉市にある「さくらんど温泉」

昨日とは変わって透明なお風呂でしたが、舐めてみるとしょっぱい塩化物泉。泉質は比較的硬めな感じ。
露天風呂からは雄大な山々を望むことができて、なかなかいいお風呂でした。少し利用料はお高目でしたが・・・(700円)
温泉施設、というよりはコミュニティセンターみたいな雰囲気でしたね。1日中居るならお得な料金と思います。

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五泉市から阿賀野市に入り、R49を福島方面へ。
ちょっと時間が押してきているので、ガソリンを入れたら磐越道に乗って一気に磐梯山までワープします。
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古いトキコ製計量器と、ビビッドな旧CIカラーリングがレトロでカッコいい阿賀町三川のシェルスタンド。
残念ながらこの計量器は現役ではありませんでしたが、お願いして写真を撮らせてもらいました。
こういう普段あまり立ち寄らない、有人のガソリンスタンドに立ち寄ることも旅の一つの楽しみかもしれません。

磐越道 三川ICから磐梯河東ICへ
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2日目の麺は道の駅「ばんだい」で喜多方ラーメン(会津ラーメン?)を。
道の駅とは言えど結構本格的。レギュレーションに則ったあっさり醤油味にちぢれの平打ち麺。美味です。
日本全国ラーメンは色々ありますが、なんだかんだベーシックなやつが一番落ち着くし、食べ飽きないですね。

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ここからは「磐梯山ゴールドライン→磐梯吾妻レークライン→磐梯吾妻スカイライン」の黄金ルートを進みます。
実は数年前にも走ろうと思っていたのですが、その時は悪天候で道が崩れて叶わなかった因縁のコースだったり。
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エンヤ~会津磐梯山~♪
快晴の空の元、目の前にデカデカと聳える磐梯山。こりゃシンボルになるわけだわ。

ゴールドラインはビーナスラインの和田峠~霧ヶ峰間の標高を低くして、道を広げたような印象。
実のところあんまり景観が良いわけではないのですが、とにかく爽快なワインディングがずっと続くような感じ。
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前日の悪天候もあってかGWとは思えないほど交通量も少なく、気持ちのいい空間をずっと独り占め。
いや~、雨の中でも1日移動した甲斐がありました。結果として今回の日取り設定はかなり良かったのかも。

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そして一番走りたかった磐梯吾妻スカイライン。
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夜間通行規制中のため16時半には門が閉じてしまうので、ちょっと急いで到着。
スカイラインの名に恥じぬ素晴らしい眺望です。標高はそんなに高くないのですが、周りにボコボコ山があるから楽しい。
タイプとしては西伊豆スカイラインに近い感じかも。もしかしたら地質が似ているのかもしれません。

しばらく走っていると、楽しみにしていた浄土平に到着。
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クッソ寒い。
南側は日が当たって天気も良かったんですが、浄土平付近で厚い雲に覆われてしまってついに雪が吹きすさぶ状況に。
久しぶりに顔が痛くなる「ガチの寒さ」を体験することになりました。浄土は現世の人間には厳しかった・・・。
他にほとんどクルマも走ってないし、なんか火星かなんかに来てしまったような気持ちになります。

ひとまずリベンジ成功?いや、微妙だな・・・。
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とりあえず地図埋めただけって感じでしたね・・・。今度はもっと天気のいい時に走りたいと思います。
この写真撮ってる時も実はかなり吹雪いていてとにかく寒かった。福島とあんまり相性良くないのかもしれない(泣)

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今晩の宿は福島駅東口のビジネスホテル。
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まさかの和室で実家感マシマシのシブい宿でした。若女将の福島訛りが良かったなァ・・・(笑)
福島に泊まるのは2度目。街並みには大きな変わりは無かったですが、前回使った駅併設の銭湯が無くなってました。
あそこ、都合よかったんだけどなぁ。ビジネスモデルとしては存続が難しかったか・・・。

夕飯は駅ビルやコンビニで確保。
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あんまり良いモノが無くて、結局色々なところを歩いて探す羽目に。淡麗も無かった。

後に気付いたんですが、宿から歩いて数十歩のところに地元で有名な餃子屋さんがあったらしく少し後悔・・・。
今回、あまり宿泊地については調べていなかったので裏目に出た格好となりました。
GPS走行距離:366.03km
給油:13.89L(289.6km) @昭和シェル 和田エネルギー 三川SS

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3日目は未踏の地、宮城から山形へと入っていきます。お楽しみに!